
まるまると太ったクマ。推定体重約400キロ、標準的なオスの2倍に相当するといいます。
シカの肉が入った重さ300キロを超える箱わなを何度も揺すり、とうとう倒してしまいました。

北海道北部の苫前町で11日から12日にかけて、地元猟友会のカメラが撮影したクマです。
北海道内だけでなく全国でクマの目撃や被害が止まりません。

こうした状況を受け、政府は14日、「クマ被害対策パッケージ」を決め、北海道は17日、関係機関とその内容を話し合う対策会議を開きました。

警察によるライフル銃を使用したクマの駆除やガバメントハンターの育成に取り組むことなどが確認されました。
一方で、参加した北海道猟友会からは、丁寧な議論を求める声も上がりました。

北海道猟友会 堀江篤会長
「あまりにも急すぎて準備期間もないし、どんどん進んでいる。自衛隊、警察、ガバメントハンター、猟友会と一緒に協議・相談しながら、きちんとしたパッケージの下で進めたい」

北海道は、自衛隊や警察OBを対象に、狩猟免許の取得に向けた説明会の準備を進めていて、クマの被害防止に向け、関係機関と連携し対策にあたる方針です。














