高市総理の台湾有事をめぐる発言に対し、中国側は反発をさらに強めています。中国外務省の報道官は先ほどの会見で、今週末のG20サミットで李強首相と高市総理が「会う予定はない」と述べました。中国はなぜここまで強硬なのでしょうか?北京支局から中継です。
習近平指導部は「台湾統一」を最も重視する目標に掲げていて、これだけはどうしても譲れない一線なんです。なので中国としては強い姿勢に出ざるを得ない、というのがあります。
また、武力であれ平和的にであれ台湾統一という問題に、日本やアメリカに介入されたくないという強い思いがあるので素早く、強くけん制する必要があったのだと思います。
ただ、台湾問題というのは政府にとってはとても重要な問題だが、一般市民にとってはあまりピンとこない問題。歴史問題や尖閣諸島の問題とは違い、今の段階では中国メディアは政府の指示を受けて騒いでいるが、市民の反日感情が高まっていることはありません。
実際、先週金曜日に公開された映画「鬼滅の刃」は3日間で興行収入が3億元、日本円で60億円をこえる異例の大ヒットとなっています。政府と市民の反応は違うということを私たちも冷静に受け止める必要があると思っています。
中国側は高市総理の答弁の撤回を求めているが日本側としては受け入れられないので、このまま平行線が続き、日中関係筋の間では関係修復には「時間がかかるだろう」という悲観的な見方が広がっています。
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