嘉手納基地で米軍のパラシュート降下訓練が1か月の間に3回も実施されたことを受け嘉手納町議会は17日、全面禁止を求める抗議決議を全会一致で可決しました。
米軍のパラシュート降下訓練をめぐっては、日米合意で原則伊江島で実施することになっていますが、米軍は伊江島補助飛行場の不具合を理由に9月26日から先月23日までの間に3回、今年に入ってからは7回も実施していて、1996年以降最多ペースとなっています。
「例外」とされる嘉手納基地での実施が常態化している事態を受け、嘉手納町議会は16日午前、臨時の会議を開き意見書と抗議決議の案を審議しました。

▼嘉手納町議会 基地対策特別委員会 福地義広委員長
「嘉手納基地でのパラシュート降下訓練は日米合意違反であり強い憤りを禁じ得ない」
嘉手納基地でのパラシュート降下訓練の全面禁止と日米合同委員会で合意された「例外的措置」の撤廃などを求める意見書・抗議決議案は、採決の結果全会一致で可決されました。














