桜島ではきのう16日から噴火が相次いでいて、さきほど午後2時前にも噴煙が1300メートルの高さまで上がりました。専門家は「噴火の規模からしても異常な活動ではない」とみています。

桜島の南岳山頂火口では、16日午前1時前、今年8月以来の爆発があり、噴煙が火口から4400メートルの高さまで上がり、鹿児島空港では40便以上が欠航しました。

きょう17日午前6時前に爆発があり、噴煙は火口から2400メートルの高さに。

さきほど午後2時前にも1300メートルの高さまで上がりました。

鹿児島市の桜島火山防災研究所・井口正人所長は「異常な活動ではない」とみていますが、「いつか起きるかもしれない大噴火を忘れてはいけない」と話します。

(桜島火山防災研究所 井口正人所長)「噴火自体は毎年起こっていて、噴火の規模も過去にある噴火。特段異常な活動をしている訳ではない。桜島が噴火する火山という当たり前のことを忘れないで」

17日は午後3時までに4回噴火が確認されています。桜島の噴火警戒レベルは3の入山規制が継続中です。