徳島県の薬王寺では、初詣に使われるお札作りが最盛期を迎えています。

 四国八十八か所霊場のひとつで厄除けの寺として知られる徳島県美波町の「薬王寺」では、毎年正月・三が日だけで約20万人が参拝へ訪れるため、この時期から「お札」づくりが進められています。

 僧侶たちはモミの木でできた「お札」に、薬師如来を意味する「梵字」や「祈祷文字」を書き入れ、奉書と呼ばれる白い紙で包み、水引きを掛けて仕上げていきました。

(薬王寺・今川義海副住職)「ご参拝の方のお願い事、祈願がかないますようにという思いを込めて一体一体つくらせていただいています」

 作られた「お札」は来月25日に「開眼供養」が行われ、あとは正月を待つのみとなります。