■侍ジャパン強化試合 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本ー韓国」(16日、東京ドーム)
侍ジャパンは6ー4と2点リードで迎えた7回から23年のWBCで世界一を経験した髙橋宏斗(23、中日)が登板。被弾を浴びるも150㎞を超えるストレートを投げ込み2イニングを投げ、被安打2、奪三振4、四死球3、失点2(自責2)で降板した。1点差9回のマウンドには大勢(26、巨人)が上がった。
5人目で登板した髙橋は150㎞を超えるストレートを連発。先頭の4番・ノ・シファンに対し初球から158㎞のストレート、さらにカットボールで追い込むとスプリットで空振り三振に。しかし続くムン・ボギョン、ムン・ヒョンビンには150㎞後半の直球を投げ込んだが四球を与えた。さらにキム・ジュウォンには死球と投球が乱れ1死満塁のピンチを迎えた。
ここで韓国代表は24年に開催された「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で髙橋から本塁打を放っているパク・ドンウォンを代打に送ると、左犠飛を放ち1点返された。1点差に迫られると2死一、二塁からパク・ヘミンに中安打を放たれた髙橋。しかしセンターを守る五十幡亮汰(26、日本ハム)がホームへ好返球、キャッチャーの中村悠平(35、ヤクルト)がタッチアウトにし、追加点を許さなかった。
打線は直後に1点を返し7ー5と再び2点リードを奪った侍ジャパン。その裏、2イニング目のマウンドに上がった髙橋は先頭をスプリットとカットボールで3球三振。しかし2番・アン・ヒョンミンに4球目、ストレートをレフトスタンドへ運ばれ、ソロ本塁打を浴びた。この回でも1点差に縮められた髙橋だが、後続を2者連続三振に抑えリードを守った。
今回の強化試合では26年3月に開幕する『2026ワールドベースボールクラシック™』でも導入されるピッチクロック(投手が打者に投球するまでに使える時間制限)、拡大ベース、ピッチコム(投手と捕手間でサインの伝達に使われる電子機器)が採用されている。

















