桜島できょう15日、大規模な噴火を想定した避難訓練が行われました。
訓練は鹿児島市が毎年行っているもので、住民や関係者らおよそ1500人が参加しました。
噴火警戒レベルが最高の5に引き上げられた想定で行われ、高齢者が入所している福祉施設も初めて参加し、入所者を介護車両などに分乗させるなど避難の手順を確認しました。
また、新たな輸送手段として自衛隊の大型ヘリを活用した避難も初めて行われました。孤立集落に避難情報を伝えたり、薬や飲み物といった物資を輸送したりするため、ドローンも活用されました。
(参加した住民)「年に1回、いざというときのことを見直すきっかけになる大事な機会」
(参加した住民)「実際起きてみないと分からないが(避難の)流れがわかってよかった」
(鹿児島市 下鶴市長)「複合災害も考えられる。あらゆるパターンを想定しながら実際の災害に備えていきたい」
鹿児島市では、今回初めて導入した自衛隊ヘリやドローンの活用は有効性が確認できたということで、今後も活用していく方針です。














