山口県山陽小野田市の国道で横断歩道を渡っていた登校中の児童がトラックにはねられ,頭の骨を折る大けがをしました。

12日午前7時半ころ山陽小野田市埴生の国道190号で横断歩道を歩いて渡っていた小学校低学年の男子児童が左から直進してきたトラックにはねられました。
児童は病院に運ばれましたが頭の骨を折る大けがです。現場は信号機のある交差点でトラックは国道を直進していたということです。
警察は過失運転傷害の疑いでトラックを運転していた市内の68歳の男を逮捕しました。
警察では、歩行者側の信号が青だったと見て調べを進めています。

登下校中 の事故について、県警がまとめた中学生以下、歩行者に限った数字ですがけっこう起きているんです。
・2017年は中学生が7人、うち1人が死亡しています。小学生が14人、幼児が1人。
・2018年は中学生が3人小学生14人、幼児1人。
2019年、2020年、そして去年と毎年10人以上が事故に遭っています。

そして、今年は10月末までで中学生が3人小学生が9人で前の年の同じ時期と比べて4人増えています。

登下校の時間と言えば車も多い時間帯ですし朝早くや夕暮れ時など歩行者を確認しにくい時間帯ということもあり、ドライバーにはより慎重な運転が求められます。

一方で、県警ではこうも呼びかけています。

子どものいる家庭に向けて・日頃からドライバーとしっかり目を合わせて横断することなどを繰り返し言い聞かせること。
・着る物や持ち物に反射材がついた物を選ぶこと。
・一緒に通学路を歩いて危険箇所を子どもと一緒に確認するのも有効。
家庭でもこうした地道な呼びかけをすることで子どもたちを守ってほしいとしています。