東北電力・女川原子力発電所の重大事故を想定した訓練が15日に行われ、避難所では避難してきた住民が、専用のアプリを使って受け付けをする手順などを確認しました。

訓練は、地震により女川原発2号機から放射性物質が放出されたとの想定で、宮城県内10の自治体で行われました。

このうち登米市登米町では、県の職員らが、避難してきた住民の車両が放射線に汚染されていないか測定しました。

また、市内の避難所では、女川原発から30キロ圏内の地域からバスなどで避難してきた市民らおよそ40人が、県の防災アプリを使って受け付けをする手順を確認しました。

参加した登米市民「避難の手順を確認できたことが良かった」

参加した登米市民「(アプリの)読み取りでちょっと時間がかかったが、全体的にスムーズなので使い手がある」

県原子力安全対策課千葉宏樹課長「(県民には)常日ごろからの原子力防災に対する知識などを深めてほしい」

また、今回初めて、孤立した集落などへ重さ30キロまでの支援物資を運ぶことができるドローンを使った訓練も行われました。