IT大手「MIXI」の完全子会社で、競輪などの車券を販売する「チャリ・ロト」が、およそ8億円の所得隠しを国税局から指摘されていたことがわかりました。

所得隠しを指摘されたのは、IT大手「MIXI」の完全子会社で、競輪やオートレースの車券の販売や競輪場の運営なども行う「チャリ・ロト」です。

関係者によりますと、「チャリ・ロト」の上田博雄元代表取締役と元営業本部長は、複数の取引先から総額およそ10億円を受け取っていましたが、支払われた金は商品やサービスの提供に対する対価ではなかったことが判明。

去年までの6年間にあわせておよそ8億円の所得を隠していたということです。

東京国税局は悪質な所得隠しに当たると判断し、重加算税を含めおよそ2億円を追徴課税したとみられます。

「チャリ・ロト」は取材に対し、「修正申告と納付は済ませた」とし、「関係者の皆様に深くお詫びする。再発防止策を実行している」とコメントしました。