11月10日、仙台市内のマンションで男の子が玄関脇の幅50センチほどの吹き抜けから転落したと見られその後、死亡しました。

後を絶たない子どもの転落、家庭では、どのような対策ができるのでしょうか。

ダイシン幸町店・金物売り場担当者
「こちらの商品になります。サッシに取り付けて回すと、ロックがかかります」

仙台市内のホームセンターには、家の窓に簡単につけられる補助的な鍵が並んでいます。

小さい子どもが窓を開けてしまうのを防ぎ防犯対策にもなるといいます。

また、ワンタッチ式のストッパーを窓につける際は、子どもの手の届かない場所につけると効果的です。

一方、今回、10代前半の男の子は玄関脇の幅50センチほどの吹き抜けから転落したと見られています。

現場には侵入を防ぐ柵が設けられていました。

NPO法人の実験では、高さ120㎝でも、5歳児の90.2%が、3歳児でも65.7%が登って超えられたという結果が出ています。

柵と天井の間にネットを貼って乗り越えるのを防ぐ対策もあります。

専門家は、普段の家族間での話し合いも大切だと指摘します。

日本こどもの安全教育総合研究所・宮田美恵子 理事長
「思いがけない行動を子どもはするものだという前提で、大人側の対策と子どもへの教育を合わせてやってもらいたい」

老朽化した柵や危険な場所がないか改めて点検しておくことも大切です。

※実験画像クレジットNPO法人SafeKidsJapan