13日に降った雨により湿った空気が残った影響で、宮崎県南部では、14日朝、局地的に濃い霧が発生しました。
同じく雨の影響で延岡市北川町ではある魚が豊漁でした。

こちらは、午前8時すぎの宮崎市の映像です。
大淀川にかかる橘橋が濃い霧にすっぽりと覆われています。

一方、宮崎市の一ツ葉海岸に設置された情報カメラの映像は視界が広がり、市街地にだけ濃い霧がかかっているのが分かります。

この霧は、明け方の放射冷却で、空気中の水分が冷やされて発生する「放射霧」と呼ばれるもので、県南部には一時、濃霧注意報が発表されました。

同じく、13日、降った雨の影響で、こちらではある伝統の漁が絶好のコンディションとなりました。

延岡市北川町で、14日朝、行われたのは「しばぜき漁」。

川に竹笹を使って堰を造り、網を投げてアユをとる伝統漁法で、漁師が投げた網には10匹から20匹のアユがかかっていました。

(北川漁協組合員 長野孝利さん)
「できるだけ川に来て、箱メガネをのぞいていたら、アユが来るのがワクワクしますね、それがもう最高です」

延岡市北川町のしばぜき漁は来月15日までとなっています。