真珠湾攻撃から81年目を迎え、訓練地だった愛媛県伊方町では戦死者の慰霊祭が行なわれ、参加者が平和を願いました。

真珠湾攻撃では、伊方町の三机(みつくえ)湾で特殊潜航艇の訓練が行われ、参加した海軍の兵士10人のうち9人が戦死していて、地元の青年団が50年以上慰霊祭を続けています。

81年目となった12月8日、伊方町三机にある慰霊碑の前には青年団のメンバーらおよそ30人が集まり、黙とうを捧げるなどし戦争のない世界を願いました。

(青年団のメンバー)
「先輩から引き継いだことを続けていければと思っている。一番は平和」

また慰霊碑の隣には2021年、ともに出撃した隊員の1人で、真珠湾攻撃で捕虜となった酒巻和男(さかまき・かずお)さんも含め10人の名前を刻んだ碑が建立されていて、この日は共に追悼するため明かりが灯されていました。