今年の寒さは「平年並み」予報…でも大雪になる可能性も

トラウデン直美さん:
日本は今年かなり寒くなるのでしょうか。

気象予報士 森田正光さん:
気象庁の予報では平年並みと言われています。

しかし、平年並みの“平年”は過去30年を指します。過去30年の平均ということは、極端に言うと30年前の冬と同じということです。だから平年並みの冬ということは、とても寒い冬だと言えます。

それはなぜかというと偏西風が蛇行するからであり、偏西風はなぜ蛇行するかというと、北極圏の氷が少なくなっていることと関係があるかもしれないからです。

小川キャスター:
これだけ寒気が入ってくると、どういったことが起こりうるのでしょうか。

気象予報士 森田正光さん:
日本海側では大雪になります。特に2020年にもありましたが、ドカ雪が降ったり、日本海側でも太平洋側でも大雪になったりします。

藤森キャスター:
いわゆるこれまで見たことがないような地域でも、大雪が降る可能性があるのでしょうか。

気象予報士 森田正光さん:
ないとは言えません。ただ毎年どこかで降るので、あまり大げさに言うことはないかもしれませんが、全体的には極端な気象が現れやすくなっていると言えると思います。それで警戒が呼びかけられてるわけですよね。

小川キャスター:
夏場は線状降水帯というのが猛威を振るっていますが、冬はその雪バージョンが起こりうるということでしょうか。

気象予報士 森田正光さん:
最近は「線状降雪帯」といって、線状に雪が降るところが起きるというようなことも言われています。

異常気象は30年に1回の出来事ですが、例えば今年は3回、猛暑が続きました。30年に1回の出来事が、何回も何回も続くことを「気候変動」と言います。今、その気候変動の最初に当たっているのではないか、我々が今体験しているのではないかというのが、多くの人が考えるところです。

トラウデン直美さん:
今年は、例年雪が降る地域にも、そうではない地域にも降る可能性があるということで、交通や雪下ろしで地域の方は大変そうですか。

気象予報士 森田正光さん:
事前に気象情報をよく見てくださいと言うしかありませんが、そう思います。

小川キャスター:
こまめに確認して、心構えを変えていかなければならないということですね。

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<プロフィール>

森田正光さん
気象予報士 東京造形大学 客員教授
趣味は将棋・沖縄の島バナナの研究

トラウデン直美さん
Forbes JAPAN「世界を変える30歳未満」受賞
趣味は乗馬・園芸・旅行