ケンちゃんは、美術館の隣にあるレストランの飼い猫で、周辺はお散歩コースだったといいます。

尾道市立美術館学芸員・梅林信二さん「実はケンちゃんはですね、ここまでくると、自動扉は反応するんですよね。ケンちゃんが来たときに、警備員さんが中に入っちゃだめだよって。第2扉あたりが最終攻防ラインになります」

2017年ごろから美術館に来るようになったケンちゃん…。館内に入ろうとするケンちゃんと、優しく制止する警備員との「攻防」が話題になりました。

警備員・馬屋原 定雄さん「最初頃は大変でしたよ。入れたらいけんと思って必死でね、やってました」

美術館も、ケンちゃんに「入られんよ」と警備員が声をかける「優しい攻防」を、SNSで発信し、写真集やカレンダーもつくってきました。