仙台市内の小学校が保護者から集めた教材費約30万円を紛失したことがわかりました。

教材費を紛失したのは、仙台市太白区にある小学校です。

仙台市教育委員会によりますと、11月4日に教頭が出納簿を確認した際、教材費の未払いに気付き、学級担任の30代の男性教諭に確認したところ、支払いのための教材費約30万円を8月ごろから金庫で保管していたことが分かりました。

金庫を確認しましたが、現金が入っていた袋は見つからず、盗難の疑いもあることから警察に被害届を提出しました。

教材費は通常、必要に応じて金融機関から引き出し、定期的に学校を訪れる業者に現金で支払っていましたが、この男性教諭は、業者と直接会えなかったため支払わず、金庫で保管していたということです。

市教委は、市立学校などに対し、金庫の鍵の適正な管理や毎月の出納簿の確認など再発防止を指導しました。また、今後、関係者の処分も検討するということです。