母親が抱える葛藤「いつまでこの活動をするのか」
こうした状況に、母親は葛藤を抱えていました。
(梶谷恭暉さんの母親)
「自分の息子を3年見ていなくて、『自分の息子だ』って気付くのにもちょっと時間がかかるかもしれないのに。もう目撃情報が少なくなってきて、いつまでこの活動をするかというのも」
しかし、3年の月日が経ったからこそ「新たな手がかりが見つかるのでは…」。母親は、恭暉さんの行方を探すため、チラシを配り続けています。
それでもチラシを配り続ける理由
「チラシを配って、恭暉を見たことない方に協力していただくのは、なかなか難しいと思います」
「恭暉は、マイナンバーカードや保険証も持っていないので、銀行や病院の窓口で、何か『この子、ちょっとおかしいな』とか、ふと『あれ?』っていう人がいたら、警察署に連絡してもらえたらなと思います。そういう手がかりがあればなと思って、チラシを配っています」
来年の3月で、18歳の成人を迎える恭暉さん。「本人の意志で帰ってきてほしい」という思いと、「我が子に一刻も早く再会したい」という思いが交錯しているといいます。














