鳥取オリジナルの味覚です。
砂丘地で栽培される鳥取県北栄町の特産品、ナガイモの「ねばりっこ」が11日、初出荷を迎えました。

鳥取県中部、北栄町の砂丘地帯は、まっすぐ地中に伸びることからナガイモの生産に適していて、鳥取県で開発された粘り気や甘みの強い品種「ねばりっこ」を中心に、75戸の農家がおよそ30ヘクタールで栽培しています。

収穫したナガイモは、お湯をかけながら大きなたわしのような機械に通して砂を落とすと、黄金色に近いきれいな色が現れます。

初出荷の出発式では生産者の代表らがあいさつした後、トラックのドライバーに花束が贈られ、テープカットとくす玉割りで初出荷を祝いました。

すりおろしたり、短冊に切ったり、色んな食べ方が楽しめる「ねばりっこ」ですが…

JA鳥取中央長芋生産部 竹本健二 部会長
「ぼくのおススメは「お鍋」です。少しでも多く全国のみなさんに食べて頂けるように、出荷の方がんばっていきたいと思います。」

初荷を積んだトラックは拍手で見送られて出発しました。

「ねばりっこ」は地元だけでなく、関西など県外でも人気があり、春先までの今シーズンは通常のナガイモと合わせて866トンを出荷し、5億円の販売を目指しています。