クマの出没が相次いでいますが、続いてはシカに関するニュースです。先月、亘理町内の用水路に野生のニホンジカが入り込んだまま出られなくなり周辺住民から対応を求める声が上がっています。現地を取材しました。
11月9日、視聴者から寄せられた写真。「シカが用水路に迷い込みみんな心配しているこのままでいいのか」という内容でした。

情報を頼りに10日、亘理町内を取材すると確かに、用水路にシカがいました。野生のニホンジカと見られています。用水路は深さが2メートルほどあり何らかの理由で入り込み出られなくなったようです。

住民によりますと先月18日頃には既に確認されていて町役場にも連絡しているということです。
地元住民・男性:「全然進んでないから、かわいそうだなと。人工物、人間が作ったものに落ちてるからかわいそう。夜になると泣くし可哀そうでね。」

訪れた人:「上にあげてあげれば一番いいんだけど。」

町は今のところ捕獲の予定はなく、用水路内に簡易的な段差をつくるなどして自然に出るのを待っている状況だということです。

シカに草を投げ入れる様子も見られましたが県は野生動物への餌やりはしないよう呼びかけています。とは言え、果たしてこのままの状態で良いのでしょうか…。

亘理町は、危険があるとしてシカを探したり用水路に近づいたりしないよう呼びかけていますが10日時点ですでに、噂を聞いて訪れる人たちもいました。道路沿いの用水路ですので十分な注意が必要です。














