熊本県阿蘇市は県内でも有数の観光地です。

人口2万3千人の自治体ですが、市の公式インスタグラムのフォロワー数が3万人を超え、人口を上回りました。

県内の他の観光地のアカウントと比べても、熊本市は1万3000人、天草市は1万6000人なので、かなり多いと言えます。

なぜ、ここまでフォロワーが増えているのか。全世界へ「阿蘇」を発信する舞台裏に密着しました。

紙では伝えられない「今」をSNSで

この日、阿蘇市にある神社で、園児たちが「火の用心」を呼びかけていました。

そこに保護者と並んでカメラを構える男性がいました。動画制作などを行う「阿蘇テレワークセンター」の職員、土井谷亮さんです。

阿蘇市から公式インスタグラムの運用を任されています。

街なかを練り歩く園児たちを追いかけて・・・時には全速力!

ふと足を止めた土井さん。園児たちが色づいたイチョウの前を横切る瞬間をカメラでとらえます。

阿蘇テレワークセンター 土井谷亮さん「観光客の方がインスタグラムを見てくれるので、そういう人たちにも『今、紅葉なんだ』みたいな情報を届けられるように」