「片づけたい気持ちはあるが足踏み状態」

自宅の玄関に足をかけてのぼる男性。問題の「ゴミ屋敷」の住人です。今年9月、記者が直撃取材すると、家の中へと案内されました。足の踏み場がない階段を下りた先には…
(「ゴミ屋敷」に住む男性)「2階から出入りしてるんですよ」
―――本当はこの奥に1階がある?
(男性)「あそこにドアがあるんですけど」
男性は現在50代。6年ほど前からこの家で一人暮らしをしていて、「もったいない」という気持ちでさまざまな場所からモノを拾ってきているといいます。
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家があるのは神戸市北区の閑静な住宅街。自宅の敷地だけでなく周りの土地にまでモノがあふれ、近隣からは憤懣の声があがっています。
(近隣住民)「みんな迷惑してますよ。とても残念なことです」
(近隣住民)「電池もそこらへんに捨てていることもあるので、発火ということも考えられて危険」
こうした声に男性は…
(男性)「迷惑かけているかもというのは重々わかっています。そりゃもう自分がわかっていますから。やりたい気持ちはある。でも足踏み状態でどうしようどうしようと。そんな情けない人間なんですよね」
ただ、記者が説得を重ねると…
(男性)「自分の不始末は自分で片をつける。ある程度は」
―――いつごろをめどに片づける?
(男性)「年内ですね、やっぱり涼しくならないと」
「涼しくなったら片づける」と約束して去っていきました。














