10月末に大阪府門真市内の民家に侵入し、住人の夫婦に催涙スプレーのようなものを噴射するなどの暴行を加えて負傷させ、金品を奪おうとしたとして、大阪府警は21歳~22歳の男女3人を強盗傷害などの疑いで逮捕しました。

 大阪府警が11月10日までに住居侵入と強盗傷害の疑いで逮捕したのは、▽大阪市住吉区の無職・和田凌容疑者(21)▽大阪市生野区の飲食店従業員・笹野美咲容疑者(22)▽大阪府大東市の建設作業員・森下潤人容疑者(22)です。

 逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀のうえ、金品を奪う目的で、10月31日夜に40代夫婦が住む門真市内の民家に侵入。催涙スプレーのようなものを噴射するなどして、夫婦にケガを負わせたというものです。

 府警は3人の認否を明らかにしていませんが、▽和田容疑者が指示役、▽笹野容疑者が犯行車両の提供役、▽森下容疑者が実行役の1人とみられています。

 夫婦が自宅にいたところ、玄関のインターホンが鳴り、宅配便が届いたと思った妻が扉を開けると、いきなり催涙スプレーのようなものをかけられ、腕を殴られたということです。

 そして、夫が駆けつけたところ、夫も催涙スプレーのようなものを吹きかけられたうえ、首を絞められたり頭や顔を殴られたりするなどしたということです。

 夫が大声を出して抵抗するなどしたため、3人らは金品を奪うには至らず、車で逃走したとみられています。
 
 夫婦はいずれも加療1週間のケガをしました。

 府警は、他にも実行役が2人いるとみて行方を追っているほか、匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウによる犯行とみて捜査しています。