なぜ低緯度でもオーロラが見えた?

──大規模な太陽フレアが発生すると低緯度オーロラが見えるのはなぜ?

米田瑞生さん
「普段から、地球は太陽からのプラズマを浴びて、それが北極・南極上空に集まり、オーロラが発生していますが、太陽フレアに伴う大量・高エネルギーのプラズマが、地球に到達すると、非常に明るいオーロラが発生することがあります。

これを、オーロラブレークアップと言います。明るいオーロラが発生するだけでなく、普段はオーロラが見えないような、北極・南極から離れた、比較的低緯度の場所でも、オーロラがうっすら見えるようになります。

低緯度では、赤くぼんやり見えることがあります」

磁気嵐が発生するとオーロラの発光領域が広がる