静岡県東部地域の活性化策を提言する「サンフロント21懇話会」の東部地区分科会が11月10日、三島市のみしまプラザホテルで開かれ、「南海トラフ地震に備える防災のまちづくり」をテーマに、いま何ができるかヒントを探りました。


今回で31回目を数える東部地区分科会には、企業経営者などの会員約100人が参加しました。


まず、政府の南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループをとりまとめた名古屋大学の福和伸夫名誉教授が、南海トラフ地震をいかに乗り越えるかについて基調講演しました。


福和さんは、この大災害から国を守るには国民ひとり一人が、自ら命を守る「事前防災」が鍵で、木造住宅耐震化を20年間推進してきた静岡県がリードしてほしいと強調しました。


パネルディスカッションでは、前・湖西市長の影山剛士さんと、備え・防災アドバイザーの高荷智也さんも加わり、「南海トラフ地震に東部地域はどう備えるか」などをテーマに、これからのまちづくりについて活発に意見を交わしました。