2025年、吉田選手とサポート契約を結んだイギリス生まれのトレーニングバイク、「ワットバイク」を利用した「インターバル走」。

自転車競技をはじめ、水泳やバレーボールなどさまざまな競技のトップアスリートの能力向上に役立てられています。
その実績から編み出された、吉田選手のためのオリジナルメニューを取り入れています。
例えば全力に近い負荷のかかったペダルの高速回転と、ゆっくりとした回転を1分間ずつ繰り返すことで、心肺能力の向上に役立ちます。

こうしたトレーニングによって、疲労を生む一因とされる乳酸が筋肉中に急増するタイミングを遅らせる効果が期待されます。

(吉田雪乃選手)
「国内で少しもう一度体を作り直したいなっていう意味でもあったので、しっかり追い込んで。技術的なところもそうですし、一から頑張りたいなと思ってます」
(マッサージ中の会話)
「びっくりしたわ(本当ですか?良かった)国内ベストは出すと思っていたけど。(え、でも、映像見た感じもったいないなっていう感じもしません?)」

そんな吉田選手を支えて続けているのが、筋肉疲労のリカバリーを行っている仙台市のスポーツトレーナー、相原太一さんです。

この日話題に上ったのは、10月24日に長野県で行われた全日本距離別選手権。
吉田選手は女子500メートルで持ち味の低い姿勢から氷にパワーを伝え続け、最初の100メートルを10秒41で通過すると、37秒50の国内自己ベストをたたき出しました。
見事2連覇を果たし、2026年2月のミラノ・コルティナオリンピック出場の選考に関わる、11月からのワールドカップ前半戦の出場権を獲得しました。

(スポーツトレーナー 相原太一さん)
「お尻と腿の後ろの筋肉がだいぶ大きくなりました。なので車に例えると、エンジンがすごく大きくなった感じですね」
相原さんは筋肉の張りや疲労具合から、吉田選手の調子や目に見えない細かなフォームの乱れを矯正するようアドバイスします。

さらに今シーズンは、長野オリンピック男子500メートル金メダルの清水宏保さんや、トリノオリンピック男子500メートル4位の及川佑さんがサポートに入って後押ししています。














