十八親和銀行は今年度の中間決算について、資金利益が増えた一方で信用コストが増加し「増収減益」になったと発表しました。

十八親和銀行の今年度上期の「経常収益」は貸出金利息などの資金利益が増加し、前の年より20億円多い530億円で、本業の儲けを示す「コア業務純益」も127億円と前年から21億円プラスとなりました。

十八親和銀行・山川信彦頭取「合併以降、システム統合、事務の統合、それから店舗統合をやり、効率的な経営を追求しながら、お客様の役に立つ支援活動に取り組むことによって、しっかりと収益を稼ぐことができるようになった」

一方で貸付金が回収できないリスクを費用として見積もった信用コストが増加したことから、「中間純利益」は前の年より7億円少ない89億円で「増収減益」となりました。

十八親和銀行は先月、合併5周年を迎え、今後は人口流出などの地域課題に対しても行政や企業とのネットワークを活かし積極的に取り組みたいとしています。