高校生ラガーマンの聖地・花園出場をかけた、高校ラグビー鹿児島県予選。9日に決勝が行われ、鹿児島実業が3連覇を果たしました。

3連覇を狙う鹿児島実業と、3年ぶりの頂点を目指す加治木工業の対戦となった決勝。新人戦、県高校総体と同じ顔合わせになりました。

立ち上がり、流れを掴んだのは鹿実。前半2分、ナンバー8・川畑が抜け出しトライを奪います。さらに、前半10分、16分と、立て続けにスタンドオフの原口がトライを決め17対0とリードを広げます。

それでも、エンドが変わった後半立ち上がり。追いかける加治木工業は狭いところを曽原が抜け出しトライ。キックも決まり7点を返します。

8月の集中豪雨の影響で全員で集まれず、各自で練習することもあったという加治木工業。後半11分には、ラインアウトからのモールで押し込みトライ。チーム一丸でトライを奪います。

その後も雪辱を果たすべく、果敢に攻め込んだ加治木工業でしたが、鹿実の壁を最後まで崩せず。

終了間際にもトライを挙げ、突き放した鹿児島実業が29対12で勝利。3年連続24回目の花園出場を決めました。

全国高校ラグビー大会は、来月27日、大阪・花園ラグビー場で開幕します。