「黒潮大蛇行の影響で海水温上昇し“魚病”発生」

まずは「美味し国・三重」を代表する海の幸、伊勢エビ。漁の解禁は10月1日ですが、近年漁獲量が減りすぎて、志摩市の和具では漁の開始を20日も遅らせました。

(伊勢エビ漁師)
「7、8年前に比べたら激減」
Q.今後増える見込みは?
「なかなか難しい。自分たちが漁師やっといるうちに戻るかな。生活も苦しくなってくる。みんな違う商売考えないかん」

初日の水揚げは過去最悪の108キロ。これは数が減りすぎて、お歳暮用のために伊勢エビを獲りすぎないよう調整している事情もあるといいます。そして別の魚にも影響が…

南伊勢町の掛橋潤也さん。20年ほど前からタイ約6万匹を養殖していますが、近年は暖かい黒潮が伊勢志摩周辺の海に入り込む、「黒潮大蛇行」の影響を大きく受けてきました。

(タイ養殖業 掛橋潤也さん)
「黒潮大蛇行の影響で水温も上昇して、“魚病”が発生したり」