高級珍味で知られる「からすみ」作りが三重県尾鷲市で、最盛期を迎えています。
「からすみ」は、塩水につけたボラの卵巣を天日干しで乾燥させた高級食材です。

創業100年をこえる尾鷲市の鮮魚店「はし佐商店」では、今月初めから、からすみの天日干し作業が始まりました。

風通しの良い屋上の作業場では、満遍なく乾燥させるため、従業員が2時間ごとに形を整えながら、ひとつひとつ裏返す作業を行っています。

数年前から続くボラの不漁で、2025年の生産も去年並みの約600本に留まると見込まれていて、5000円から2万円ほどで料亭やお歳暮用として全国に出荷されます。