父親が住む住宅に火をつけ全焼させた放火の罪に問われている男の裁判員裁判で、検察は懲役5年を求刑しました。

現住建造物等放火の罪に問われているのは、南大隅町の会社経営・門倉一樹被告(29)です。

起訴状などによりますと門倉被告は去年8月、鹿屋市吾平町上名に住む父親の住宅にライターで放火し全焼させたとされています。父親は外出中で無事でした。

7日の裁判で検察は「一方的に両親へのうっぷんを爆発させ落ち度のない父の家に身勝手な動機から放火した」などとして懲役5年を求刑しました。

一方、弁護側は「動機は家族などへの危害ではなく家族への不満をぶつけるためだった」などとして執行猶予付きの判決を求めました。

判決は今月14日に言い渡されます。