■フィギュアスケートNHK杯(7日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)
グランプリシリーズ第4戦のNHK杯が大阪で開幕。男子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、昨季グランプリファイナル2位でNHK杯3連覇を狙う鍵山優真(22、オリエンタルバイオ/中京大)が98.58点をマークし、首位スタートを切った。
GPシリーズ初戦を迎えた鍵山は、出場12人中最終滑走で演技。冒頭の4回転-3回転の連続トウループを着氷すると、単独の4回転サルコウを危なげなく決めた。その後、スピンのミスもあったが立て直し、後半の3回転アクセルも降りてリズムに乗ると、軽快なステップで安定感のあるスケーティングを披露した。
第2戦の中国杯を制した佐藤駿(21、エームサービス/明治大)は96.67点で2位。首位の鍵山とわずか1.91点差。ミラノ・コルティナオリンピック™の代表有力候補として鍵山と佐藤の2人が火花を散らす。高難度の4回転ルッツを着氷させると、4回転-3回転の連続トウループも成功。3回転アクセルからのステップシークエンス、最後のスピンでも観客を沸かせた。得点は中国杯の94.13点を上回って今季ベストをマークし、逆転でシリーズ2連勝を目指す。
北京五輪(22年)5位のチャ・ジュンファン(24、韓国)が91.60点で3位発進。初出場の垣内珀琉(19、ひょうご西宮FSC)は61.59点で12位でショートを終えた。
アイスダンスのリズムダンスでは、吉田唄菜(22)/森田真沙也(21)組が69.61点の8位発進。ペアのショートでは、長岡柚奈(20)/森口澄士(23)組が71.52点の4位でフリーに挑む。
【男子シングルSP結果】
1)鍵山優真 98.58点
2)佐藤駿 96.67点
3)チャ・ジュンファン 91.60点
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12)垣内珀琉 61.59点














