出水市でツルやカモのねぐらや川で採取された水から、毒性の強い高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。今シーズン、鹿児島県内で初めてです。

県によりますと、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは、今月3日に出水市荒崎地区のツルやカモのねぐらと、出水市江内地区の川で採取された水です。

出水平野では先月21日に越冬するツルの飛来が始まっていて、県内でのウイルスの検出は今シーズン初めてす。これを受け、環境省は、周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定しました。

ウイルスが検出された場所から半径3キロ圏内の養鶏場で県が行った立ち入り検査では、異常は確認されなかったということです。

県内の養鶏場では昨シーズン、高病原性鳥インフルエンザウイルスが3件確認され、ニワトリおよそ32万羽が殺処分されました。