秋の空気を感じるこのごろですが、すでにインフルエンザが流行しています。感染者は前の週と比べると2倍に。例年より早いペースで広がっていて注意が必要です。

6日夜、東京スカイツリーはクリスマス仕様のライティングになりました。アイドルグループ「CANDY TUNE」と地元の合唱団がイベントを彩ります。

記者
「夜になると気温がぐっと下がりまして、冷たい風も吹いています。皆さん、冬の装いでイルミネーションを楽しんでいます」

20代
「(Q.雰囲気は?)よかったです」

20代
「秋一瞬。夜は寒い、冬だなと。今ちょうど、友達が熱出しています」

60代
「きのう高野山にいて、とても寒くて喉やられた。衣替えが大変で」

一日の寒暖差が大きく、体調を崩しやすい季節。都内の小児科には、発熱の症状を訴える子どもたちが次々と訪れます。

こちらの男の子、朝の時点では平熱でしたが、夕方になって発熱。熱は39℃まで上がりました。検査の結果、男の子はインフルエンザと診断されました。

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「完全に流行になっていて、かなり大きな流行になるのではないかと心配している」

厚労省によると、先月26日までの1週間に報告されたインフルエンザの感染者数はおよそ2万5000人。前の週と比べると、2倍に増えました。流行入りは去年より1か月ほど早いそうです。

こちらのクリニックでは、ワクチン接種を受ける人の姿も。看護師さんが男の子の気を紛らわせようと、いろいろ声をかけます。

「今、保育園ですごく流行っていて、すごく出ている。10人以上出ていて、先生も結構かかっている。結構、危機を感じている」

なぜ、今シーズンは例年よりも早い時期に流行しているのでしょうか。

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「今年はいきなり寒くなって、短い秋でいきなり冬になって、今度は寒くて換気ができないという状況が加わっているのではないか」

手洗いや換気、マスクの着用など、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「今が今シーズンの第一波とすると、第二波、第三波ということで、3つぐらいの(流行の)波がもしかしたら来てしまうということが予想される」

季節の変わり目を感じる中、6日、台風26号が発生。週末にかけて注意が必要です。