県が開発した新しいコメの品種「あきの舞」を使って親子でおにぎりを作る教室が鹿児島市の幼稚園でありました。

(園児)「いいにおい。食べたいくらい」

「あきの舞」は県がおよそ10年かけ開発した暑さに強い新品種です。

おにぎり教室は県が開いたもので、6日は鹿児島市の鹿児島おおとり幼稚園の園児と保護者あわせておよそ120人が参加しました。

(記者)「鹿児島の新しいお米、あきの舞を使って親子でおにぎり作りです。みんな上手に握れるかな?」

親子で握ったおにぎりは、給食としてみんなで食べました。

(園児)
「おいしい」

「楽しかった。(にぎったら)ちょっと熱い感じがした」

(保護者)
「ちっちゃい手で一生懸命丸くしてるのがかわいかった」

「もちもちしてて甘みがあっておいしかった。家でもおにぎり握ってみたい」

今年から本格栽培が始まった「あきの舞」は、北薩を中心に県内各地でおよそ300ヘクタールで栽培されています。粒がふっくらと大きく、優しい甘みともちもちとした食感が特徴です。

(県・農政部水田農業対策係 下古立正美係長)「おいしそうという声を聞いて、(教室を)やってよかったと思った。子どもたちがコメを好きになってくれたらと思う」

九州農政局によりますと、県内の今年のコメの作付面積は去年より13%多い1万7600ヘクタールで、収穫量も去年より17%多いおよそ8万3000トンが予想されています。