町民からは擁護する声も
家宅捜索が続く、小国町役場から中継です。
<記者リポート>
家宅捜索は、午後5時半ごろに始まりました。県警は捜査員12人態勢で捜索を行っていますが、50分が経った現在も続いています。小野容疑者が勤務する建設課は建物2階の反対側にあり、この場所から中の様子を伺い知ることはできませんが、町が発注した工事に関する書類などを押収していると見られます。
町の職員が建設会社の社長に便宜を図り、その見返りとして接待を受けた疑いが持たれている今回の事件。2人の認否は明らかになっていませんが、住民からは「町の職員と社長という関係性で接待と思われるような行為をしていることは迂闊で問題だ」「何の見返りもなくおごる・おごられるというのは想像しがたい」という声が聞かれました。
一方で、伊藤容疑者を知る人からは「伊藤容疑者は自分の会社の利益だけを追求するような人ではない」「伊藤組が町の工事を独占していたわけではない」などと、擁護する声も多く聞かれました。
建設業の関係者は「地元の業者が選ばれるのは災害時の備えで、業者を維持、育成する観点からもよくあること」という話も出ています。
元課長は伊藤組に便宜を計ったのか、そしてその見返りとしての接待があったのか。警察は今後、押収した資料などを基に、容疑の裏付けを進める方針です。
以上、警察による家宅捜索が続く小国町役場から中継でした。














