現金を扱うことの多くなる年末を前に、鹿児島市の金融機関で、強盗事件を想定した訓練が行われました。

(犯人役が窓口で)「早くしてよー!!早くして!」

鹿児島市の南日本銀行で行われた訓練には、行員と鹿児島中央警察署の署員ら15人が参加しました。

刃物を持った女が行員を脅し、現金を奪って逃げる想定で行われました。

行員らは犯人を刺激せずに対応し、警察への通報手順や犯人の逃げた方向を覚えておくなど緊急時の一連の対応を確認しました。

(南日本銀行・山下みどり 城南支店長)「ちょっとパニックになった反省点があるので、常日頃からもう少し防犯体制をしっかりしていきたいと思った」

(鹿児島中央警察署・茗ケ迫典昭 天文館・地域安全対策官)「普段から防犯意識の向上に努め、強盗に入られない店舗づくりに努めてもらいたい」

鹿児島中央警察署によりますと、近年、県内では金融機関での強盗事件は発生していませんが、コンビニ強盗などはたびたび発生しており、客として遭遇したら犯人を刺激せず、逃げるよう呼びかけています。