■柿の実が食い荒らされる被害も
クマの痕跡の発見は、県庁だけに留まりませんでした。
柿の実が食い荒らされ、皮だけが散乱しています。

きょう午前7時半ごろ、この家に住む住民がゴミを出そうと外に出たところ、庭の柿が食べられていることに気がついたということです。

庭の畑にはクマのものと見られるフンも見つかっています。
現場は、南陽市長岡の長岡公民館から東におよそ100メートル離れた住宅です。
南陽市長岡では、今月1日、市の職員がクマに襲われ右手を骨折する人的被害も発生しています。

南陽市は現場付近にワナを設置するなど捕獲を試みていますが、今のところ捕獲には至っていないということです。
県内では、今月2日まででクマの目撃件数が2103件と過去最多を更新しています。

2003年の統計開始以降、これまで最多だった2020年の795件から激増していて、県が注意を呼びかけています。














