デフ柔道で注目 郡山市出身の蒲生和麻選手

柔道の聖地・東京、講道館。開幕まで残り40日となったこの日、稽古に打ち込んでいたのは、郡山市出身でデフ柔道・73キロ級日本代表の蒲生和麻選手です。

JR東日本・蒲生和麻選手「責任とか自覚が日に大きくなっていって、それと同時にプレッシャーも大きくなっていっているが、試合では楽しみたいという気持ちでいます」

蒲生和麻選手

生まれつき両耳が不自由だった蒲生選手は、母親の勧めで小学4年の時に柔道を始めました。

蒲生和麻選手「柔道競技自体を全然知らなくて、最初は食べ物を食べに行くのかなと思っていたら、実際に行ったら暗い雰囲気で…」

20年以上柔道に打ち込んできた蒲生選手の得意技は、相手の内股付近をはねあげ、体をひねって投げる「内股」と、相手のかかかとあたりをすくうように倒す「小内刈り」です。