霧島市の国分郵便局で、余った郵便物を倉庫や配達員の自宅に保管する不適切な取り扱いがあったことが分かりました。その数は、およそ4年間で1747通に上るということです。
不適切な取り扱いがあったのは霧島市の国分郵便局が管轄する2つの旧集配センターです。
日本郵便によりますと、おととし、霧島市内の2つの旧集配センターの倉庫と配達員の自宅で、配達後に余った「タウンプラス」と「タウンメール」合わせて1747通が見つかったということです。
「タウンプラス」と「タウンメール」は差出人が指定した地域に広告物などを届けるサービスで、通常、配達後に余った場合は、差出人の意向に沿って返還などすることになっています。
しかし、この2つの旧集配センターでは2019年から23年にかけて、差出人へ郵便物が余った連絡をせずに、倉庫などで保管していたということです。
国分郵便局の職員が依頼した差出人全員に謝罪し、返還したということです。
今年9月、日本郵便は、総務省から郵便物の不適切な扱いの公表に関する行政指導を受けており、「行政指導を重く受け止め、公表の改善を図っていく」とコメントしています。














