
料理に夢中なもう1人が、日本料理を学ぶ花巻市出身の冨澤佑真さん21歳です。
冨澤さんもグルメピック東北大会の日本料理部門で2位となり、全国大会に出場します。

この日の実習で作っていたのは松花堂弁当。

松花堂弁当とは懐石料理の流れをくむ高級弁当のことで、焼き物や煮物などさまざまな料理を作る技術が詰まっています。

(冨澤さんの料理は?)
「誰よりも群を抜いて正確に速い。とてもすごい」

冨澤さんが料理を好きになったきっかけも家族でした。

(冨澤佑真さん)
「小さいころから母と祖母と台所に立って、小さいお手伝いから始めた。その時からずっと好き。包丁で手を切ってしまったときに、母と祖母から『その痛みを知ってないとうまくならないんだよ』と教えてもらった」

担当教師は大会出場が冨澤さんの自信と経験になることを期待しています。

(日本料理 奥寺綾先生)
「和食でグルメピック全国大会に(学校から)行くのが久しぶり。佑真さんがそこの扉を開けてくれた。ぐっと視野が広がると思う、成長してくれれば」

そんな2人が目指す理想の料理人とは?

(松田結奈さん)
「喜ぶ顔が見たくてこの道に進もうと思ったので、いろいろな人の喜ぶ顔が見られるような料理を作って、たくさんの人を笑顔にしたい」

(冨澤佑真さん)
「お客様の日常の一部だとは思うが、おいしかったとか、また食べたいと思っていただけるような料理を作れる料理人になりたいと思う」

食でたくさんの笑顔を届けられる、料理人という夢への第一歩となる全国大会は、2026年2月に東京で行われる予定です。














