■大きく5つの対策

要望書は、大きく5つの対策を求めています。

主なものとしては、今年9月から運用が始まった緊急銃猟に関して、制度は確立されたものの、発砲に伴う法的責任といった不安についてのケアが不十分なため、不安を解消するための取り組みを政府に求めたり、猟友会に向けた研修会を行ったりすること。

また、クマがひそむ可能性がある河川のヤブについては、現在行われている刈り払いに加えさらなるヤブの刈り払いを行うこと、また不要な果樹を伐採しクマが近寄ることのないよう対策を強化することなどを求めています。

県政クラブ 木村忠三 代表「もし今自分がクマに襲われたら。自分の子どもたちが、親がクマに襲われた時を考えてみてください。そういうふうな気持ちで対策にあたっていただきたい」

県では現在、猟友会のメンバーを対象とした緊急銃猟に関する研修会を行う方向で調整していて、今後もできることから対策を講じていきたいとしています。