鹿屋市で父親が住む住宅に火をつけ全焼させたとして、放火の罪に問われている男の裁判員裁判がはじまり、男は起訴内容を認めました。
現住建造物等放火の罪に問われているのは、南大隅町の会社経営・門倉一樹被告(29)です。

起訴状などによりますと門倉被告は去年8月、鹿屋市吾平町上名に住む父親の住宅にライターで放火し、住宅、そして隣接する車庫兼倉庫を全焼させたとされています。
父親は1人暮らしで、出火当時、外出していて無事でした。
きょう6日、鹿児島地裁で開かれた初公判で、門倉被告は「当日の記憶はないが、自分がした」と述べ、起訴内容を認めました。
冒頭陳述で、検察は「被告は犯行当時、酒を飲んでいた」とし、「行きたい高校に行かせてもらえなかったことや、父親から金を要求されたことなどに不満を募らせて犯行に及んだ」と指摘しました。
弁護側は起訴内容について争わない方針で、判決は今月14日に言い渡されます。














