きょう11月5日は世界津波の日、津波防災の日。津波から命を守る防災について考えます。国内最大の津波が想定されている高知県黒潮町では、町がすすめている防災ツーリズムがカタログギフトに採用され、メディア向けの特別ツアーが開かれました。

南海トラフ地震で国内最大級の津波が想定されている黒潮町では、防災ヘの取り組みを学んでもらいながら地域の魅力を発信する「防災ツーリズム」を実施しています。その体験プログラムが、防災に特化したカタログギフトを制作する東京の会社KOKUA(東京)の防災ギフト商品として採用されることになり、4日、黒潮町佐賀の津波避難タワーでメディア向けの特別ツアーが開かれました。KOKUAの防災カタログギフトに体験型商品が採用されるのは初めてだということです。

(黒潮町観光ネットワーク 高石麻子 事務局長)
「防災を日常化させるという、KOKUA社さんのコンセプトもありましたので、そこは黒潮町と同じ考え方なのかなというところで、今回、コラボしました」

(KOKUA 疋田裕二 代表取締役COO)
「防災グッズをプレゼントするということは、相手に対して大切に思っているというメッセージを伝えることができるアイテムなのかなと思っています。我々が一緒に防災ツーリズムを盛り上げていけるのは大変うれしいです」

黒潮町観光ネットワークによりますと、2024年度は「防災ツーリズム」に1000人ほどの参加があったということで、今後も防災ヘの取り組みを学んでもらいながら、観光や食など町の魅力を発信する機会になればとしています。