窯元や商社の個性が光る新作が一堂に揃いました。波佐見焼の新作展示会が長崎県波佐見町内のギャラリーで始まり、制作担当者らが作品に込めた思いを語りました。

日本伝統の漆碗を模したデザインや

素材を活かした模様など個性が光る作品が並びます。

波佐見町・西の原のギャラリーで5日から始まった波佐見焼の新作展示会。町内12社の新作が一堂に揃いました。

ここ数年のトレンドは「カジュアルリッチ」
普段使いに上質さを演出し、食材をより引き立てます。

会場で目を光らせるのは、波佐見焼のデザインアドバイザーを務める今田 功さんです。今田 功さん「ほかの産地と違って毎年新しいものを開発しなきゃいけないんで大変なんですけども、でもそれを何年も続けてきたんで」

窯元や商社のアイデアと今田さんのアドバイスが形となり、ことしも創意工夫に富んだ新作ができました。

「この布目のお皿はこの天然の麻の布を使って一枚一枚手描きでやっております。表面の質感が絵画のキャンバスみたいになるので、お料理を盛っていただけるととってもよく引き立つ器となっております」

「柄はですね、単純な線の交差ではなくてですね、ひとつひとつの交点に小さな色を置くことで、光が差し込むようなあたたかみを表現しております」

今田 功さん「チームワークはいいんだけどそれぞれの個性を引っ張り出そうということでライバルなんです。それぞれの顔が違うように個性のある、器を作っていく、ここのところが非常に波佐見焼の魅力かなと思います」

波佐見焼の新作は今回初めて、11月6日~4日間、一般にも公開。11月27日からは東京で開かれる展示会にも出品され、現地での評判次第では今後、一般販売される可能性もあるということです。














