先月に起きた衝撃的なクマ被害がありました。以前この動画をアップするや、皆さんから多くの反響がありました。
山形県内でクマの出没が相次いでいます。きょうも県内各地でクマが目撃され、鶴岡市では住宅敷地に入り込んだクマが駆除されました。
毎日のようにクマが出没する中で、印象的だったのが小国町で起きた県のブランド地鶏「やまがた地鶏」がクマに食べられる被害です。
町によりますと、10月21日の未明に、小国町叶水の農家の鳥小屋にクマが侵入し、ニワトリのヒナを食い荒らす被害が置きました。夜、クマが小屋の金網を破り中を覗き込みます。中にはブランド鶏「やまがた地鶏」のヒナが30羽ほど。
ここからクマの目の色が変わりました。まずはクチで、1羽をパクリ。そして・・・その後、手を使ってまた別のヒナを掴みます。
身体をグイっと小屋の中に入れ、他のヒナも狙います。ヒナは逃げまどいますが・・・また掴みにかかります。この手の動きの速さで攻撃されたら大変です。次は両手でヒナを狙い、飛びかかりました。これもかなりのスピードです。
逃げるヒナを1羽ずつ捕まえていくクマ。結局、たった2羽を残し、ほとんどを食べ・・・入ってきた金網の切れ間からゆったりと出ていきました。
この動画から、皆さんは何を感じるでしょうか。もちろんクマも生きるための行動です。ですが、こうした生き物が私たちの街にどんどん進出してきている現状を、国や県が連携して対応策をもっとスピード感を持って考えるべきではないかと思います。
残念ながら、私たち人間が素手でかなう相手ではないのです。














