「世界津波の日」の11月5日、由来となった和歌山県広川町では、列車からの避難訓練が行われました。

 訓練は南海トラフ巨大地震が発生し、列車が緊急停止した想定で行われ、小学生ら約400人が高台の神社を目指しました。

 「津波が来るぞ!逃げろ!走れ!」

 「世界津波の日」は、江戸時代の安政南海地震で、地元の豪商・濱口梧陵が高台の稲むらに火をつけ、暗闇のなか人々が避難した逸話に由来します。

 (参加した小学生)「(列車が)急に止まってびっくりしたけれど、ちゃんと逃げて来られてよかった」
 (参加した小学生) 「津波が来たときにもっと速く走れるか気になった」

 一方、大阪で行われた「880万人訓練」では、児童らが一斉に身を守りました。

 今年は過去最多となる府内351の学校などが参加したということです。