青森県の八戸港で海運と陸送を組み合わせた「モーダルシフトコンビネーション」を促進させようと、試験輸送が行われました。
八戸港では、横浜港から船で輸送されたコンテナから貨物を取り出してトラックに詰め替える作業が行われました。
現在、首都圏から県内発着の貨物は、ほとんどがトラック輸送ですが、将来的にドライバー不足や輸送力の低下が見込まれています。
こうした問題を解消しようと、県や八戸市などで構成される協議会は、県内から首都圏までのトラック輸送について、八戸港を活用して船舶輸送に転換する「モーダルシフト」の実現を目指してコンテナ船を中心とした試験輸送を行っています。
4日は貨物の品質に問題がないか確認したあと、貨物がトラックに積み込まれました。
井本商運 中村昭博さん
「全国72ほどコンテナを取り扱える港があり、そのなかの63港に寄港しているので、全国のいろんな港からネットワークを通じて輸送できると思う」
八戸市 商工課 坂本晃則さん
「経費的な部分や実際に輸送してみて合理性があったかの検証を行うことになります。八戸地域の円滑な物流環境の維持のために、複数の輸送ルートでのモーダルシフトを図れれば」
市は、八戸港の利用拡大につなげたいとしていて、年内にあと2回の試験輸送を行う予定です。














