伊丹空港で航空機を使った大規模な訓練が行われました。

 駆け付けた消防車両が旅客機を取り囲み、放水作業が行われます。11月4日、伊丹空港で実施された訓練は、航空機が滑走路に着陸後エンジンから出火し、多数の乗客らがけがをしたという想定で行われ、消防や空港関係者など約500人が参加しました。

 4日は、実際の航空機から乗客らを避難誘導する訓練のほか、トラックの荷台を機内に見立て重傷で動けない乗客らを救出する手順を確認し、重傷者をヘリで緊急搬送する訓練も実施されました。

 (関西エアポート 西尾裕伊丹空港本部長)「関係機関といかに連携して事故に対して対応をスムーズにしていくか。これが大事でございます」

 航空機事故をめぐっては今年9月、ユナイテッドの航空機の貨物室で出火したとの表示が出たため、関西空港に緊急着陸するトラブルも発生しています。