先月、宮崎市清武町の住宅で62歳の男性の胸に包丁が刺さり、死亡した事件について、宮崎地検は65歳の妻を重過失致死の罪で起訴しました。

起訴されたのは、熊谷冷子被告(65歳)です。

起訴状などによりますと、熊谷被告は、先月13日、宮崎市清武町の自宅で右手に包丁を持ったまま、夫の昌一さん(62歳)と口論になり、昌一さんが熊谷被告の顔を叩くなどして接近。

その際、熊谷被告の持っていた包丁が昌一さんの左胸に刺さり、出血性ショックで死亡させたとして重過失致死の罪に問われています。

熊谷被告は、警察に殺人未遂の疑いで逮捕され、容疑を殺人に切り替え送検されましたが、宮崎地検は「証拠から判断して事故と認定し、重過失致死で公判請求した」としてます。

また、宮崎地検は熊谷被告の認否を明らかにしていません。