クマの被害が相次ぐなか、その生態に詳しい専門家を招いた講演会が青森市で開かれ、参加した人たちは万が一、遭遇した場合の対処法を学びました。
講師を務めた岩手大学農学部の山内貴義 准教授は、「今年のクマの行動は異常」と説明しました。
岩手大学 農学部 山内貴義 准教授
「今年は本当にクマの行動が異常なところがあるので、最大限の注意をしていただきたい。山に入る場合は、クマの生息域に入ることになる。万全な対策、クマ撃退スプレーは絶対に携帯してほしい」
万が一遭遇した時の対応について、クマ撃退スプレーは「かばん」に入れずに腰などに身に着け、猛スピードで襲いかかってくるクマに対し、手元を見ずに噴射できるよう練習する必要があると呼びかけました。
また、大けがをした人の9割が「顔」を襲われていることを踏まえ、至近距離で遭遇した場合は、首の後ろを手で守り、うつぶせになる防御体制をとり、クマが去るのを待つことが重要と説明していました。














